システム農学会2010年度春季大会案内 |
日程 |
5月28日(金)
13:00〜17:30 シンポジウム
18:00〜20:00 交流会
5月29日(土)
9:30〜16:00 一般研究発表会,システム農学会2010年度総会,優秀発表賞授賞式
会場案内図はこちら
シンポジウム・一般研究発表会プログラムはこちら
※5月28日現地見学会中止のお知らせ
口蹄疫の拡大のおり感染予防のため、藤荷田山研究サイトの外部からの見学ができなくなりました。申し訳ありませんが、今回の見学ツアーは中止とさせていただきます。す。
※交流会に参加される方は、5月20日までに企画委員長 岡本勝男までメールでお申し込みください。
会場:千本松牧場グリル&カフェ「ミレピーニランチョ」
会費:4,500円 |
|
会場 |
畜産草地研究所 那須研究拠点
〒329-2793 栃木県那須塩原市千本松768
▽JR東北本線西那須野駅北口からJRバス塩原温泉行き「千本松」下車
▽新宿駅南口から高速バス那須温泉/塩原温泉/西那須野行き「ほうらい」下車
▽東北自動車道西那須野塩原ICすぐ |
会場案内図 |
プログラム
|
参加費 |
未定 |
大会実行委員会 |
実行委員長 梨木 守(畜産草地研究所)
事務局 畜産草地研究所 草地動態モニタリング室・草地多面的機能研究チーム |
シンポジウム
草地の多面的機能の解明と利用 −環境保全型農業と草地の役割− |
地球温暖化や自然環境の悪化による生態系への影響の顕在化に伴い,草地研究を取り巻く環境も大きく変化してきた。ヨーロッパを中心として直接支払い制度を利用した草地を含めた環境保全型農業への取り組みが進んでいるが,日本の草地研究の環境保全型農業への取り組みは十分になされていない。我が国の草地は極相が森林であるモンスーン地帯に位置し,亜熱帯から冷温帯気候まで含む固有の特性を持つ。このような気候帯に位置する草地が温暖化によりどのような影響を受けるか,温暖化の抑制や促進にどのような役割があるのかは,殆ど解っていない。また日本の半自然草地は消失しつつあり,草原性動植物種の保全,草原再生技術の開発が必要とされている。これらの問題に対処するためには,草地の資源循環機能,生物多様性,国土保全機能等の多角的な側面から草地の特性を解明し,草地の適正な保全,管理,再生,生産技術に繋げていく必用がある。本シンポジウムでは,草地の多面的機能解明に向けて実施してきた研究事例を紹介し,環境保全型農業にむけた草地の役割について考える。
|
講演プログラム
草地研究者として地球環境問題を考える |
大久保忠旦(宇都宮共和大学) |
1. 草地−大気系の物質動態 |
|
草地土壌の温室効果ガス・シンク・ソース機能 |
森 昭憲(畜産草地研究所) |
草地の植生と炭素収支の季節変化 |
松浦庄司(畜産草地研究所) |
大気を介した地域内窒素循環と草地 |
寳示戸雅之(畜産草地研究所) |
2. 草地における生物多様性とその役割 |
|
火入れ管理の放棄がススキ草原の種組成と構造に与える影響 |
下田勝久(畜産草地研究所) |
草地におけるアーバスキュラー菌根菌の多様性 |
小島知子(畜産草地研究所) |
放牧地における自動撮影装置を用いた中大型哺乳動物の種多様性測定法の検討 |
塚田英晴(畜産草地研究所) |
草地の糞虫の多様性とその保全 |
井村 治(畜産草地研究所) |
3. 草地の景観と環境保全 |
|
草地景観の類型と配置計画手法 |
佐々木寛幸(畜産草地研究所) |
草地の水・土流出抑制機能 |
中尾誠司(畜産草地研究所) |
草地の水質保全機能 |
山本 博(畜産草地研究所) |
|
一般研究発表会 |
発表申込締切:4月30日(金)
■研究発表申込票をダウンロードし、必要事項を入力してメール添付でお送りください。
■システム農学会優秀発表賞(北村賞)への応募を希望する場合は、申込票の該当欄に記入してください。対象は35歳未満(2011年3月末時点)の会員です。
■発表課題の「システム農学」誌への投稿を希望する場合は、申込票の該当欄に記入してください。論文投稿、審査は以下の要領によります。
▽発表論文は大会当日あるいは大会後1週間以内に編集委員会宛に提出する。
▽口頭発表とそれに対する質疑応答を発表論文の予備審査とする。
▽予備審査は座長と依頼された若干名の会員が行う。
▽発表論文の査読員数は通常の投稿論文に準拠する。
講演要旨提出締切:5月7日(金)
■講演要旨テンプレートを利用して作成し、メール添付でお送りください。
発表申込・講演要旨提出先
岡本勝男(独立行政法人 農業環境技術研究所) Email: kokamoto@affrc.go.jp |